デザイン、サービス、広告トレンドまとめ【2023年11月】

みなさんこんにちは。デザイナーのkikuchiです。
今年も残すところ1ヶ月となりました!
最近話題のデザイン、サービス、広告をチェックして2023年を締めくくりましょう!

デザイン

Duolingoのウィジェット

Duolingo

https://blog.duolingo.com/widget-feature/

11月上旬に、言語学習アプリDuolingoのウィジェットがXにて話題になりました。
こちらのウィジェットは、学習をサボると、キャラクターが段々激怒していく変化を楽しむことができます。
学習アプリの真面目なイメージとはかけ離れた面白い演出で、学習のモチベーションも上がりそうです。

Spotify「あなたのSpotify2023まとめ」

あなたのSpotify2023まとめ

https://www.spotify.com/jp/wrapped/

Spotifyでは、毎年年末に自分が一年間で一番聴いたアーティストや楽曲のまとめを見ることができます。
今年は、似た趣味を持つ人が集まる都市をマッチングする「サウンドタウン」機能が追加されたり、ハンバーガーを作る工程で「トップジャンル」が紹介されたりなど、ワクワクする演出を体験することができました。
SNSで共有したくなるようなポップなデザインも魅力的です。

万博の前売券 販売スタート

万博チケット

https://www.expo2025.or.jp/news/news-20231129-01/

11月30日から大阪・関西万博の前売券が販売されました。
チケットには万博らしいグラフィックがあしらわれていていて記念に欲しくなるデザインですね。
万博では、コアグラフィックが様々なデザインに展開されるデザインシステムが策定されています。
このデザインシステムが万博でどのように活用されていくのか、これからも注目したいです。
万博の公式サイトにデザインについて詳しく書かれているのでぜひご覧ください。

サービス

Motion Brush

https://research.runwayml.com/gen2

テキスト入力だけで動画を作成できるAIツールGen-2にて、新機能のMotion Brushがリリースされました。
Motion Brushとは、動かしたい部分をなぞることで、その部分を自動的に動かすことができる機能です。
ただ左右上下に動くわけではなく、まるで生きているかのような動きにすることができます。
口コミなどを見ると、まだ思い通りに動かせないことも多いようですが、将来的に活用できたらクリエイティブの幅も広がっていきそうです。

Khroma

Khroma

https://www.khroma.co/

Khromaとは、自分好みの色を50色クリックするとAIが好みの配色を生成してくれるサービスです。
リリースされたのは何年か前のようですが、最近Xで話題になっていました。
実際に使用してみたところ、かなり多くの色から50色を選ぶ作業が大変です。
好みの色から生成されているので確かに色は気に入りましたが、配色は調和のとれていないものも多いと感じました。
デザイナーの方は、商品やサービスのイメージに合った色を50色選んで、配色を試してみるのに役立ちそうです。

ユニクロ感謝祭 LUCKY MARCH

https://faq.uniqlo.com/articles/FAQ/100008909

11月20日~11月30日に、ユニクロ公式サイトにて、自分のアバターを作成し、他のアバターの集まる行進に参加すると、クーポンが抽選で当たるキャンペーンが実施されました。
アバターの肌色、髪型、服装を自分好みにカスタムすることができるのがこのゲームの特徴です。アバターの着用アイテムは、オンラインショップで購入することもできます。
「ちゃんんりおメーカー」など、自分のアバターが作れるサービスは度々話題になっていますが、アパレルブランドのクーポンの演出の一環としてアバターを作成できるのは今までになく、面白いと思いました。
オリジナルのアバターを作るサービスは、一回作成して終わりなことが多いので10日間だけのキャンペーンというのも丁度いいですね。

広告

Metro Ad Creative Award 中吊り広告

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000014.000048841.html

イタズラで破られたのかと一瞬驚いてしまうこちらの広告。
タイトルに書かれた『Metro Ad Creative Award』とは、中吊りポスターや、駅構内のサイネージなどの交通メディアを活用した公募型広告賞です。
こちらの中吊り広告は、作品募集の宣伝として、11月中旬〜12月上旬まで東京メトロの電車内に掲出されていました。
テキストが読めるか読めないかくらいに絶妙に破られていて、敢えて破いたのか、説明文の続きに何が書いてあるのか等々、気になって調べた方も多いのではないでしょうか?
思わず目を惹くデザインと、「続きが気になる」という人間の心理を利用した戦略が秀逸な広告ですね。

カロリーメイトのデッサン広告

カロリーメイトのデッサン広告

https://x.com/CalorieMate_jp/status/1729774309630259399?s=20

11月下旬から12月上旬の間、渋谷駅、大阪梅田駅構内に、デッサンが大きく描かれた広告が掲出されていました。
このデッサンは、現役の東京藝術大学、多摩美術大学の学生さん20名が実際に描いたものです。
敢えてアナログで書かれた迫力のある広告で、思わず目に止まってしまいます。

イベント

ファミリーマートが、「コンビニエンス ウェア」のファッションショーを実施


11月30日に、ファミリーマートが販売するアパレルブランド「コンビニエンスウェア(CONVENIENCE WEAR)」が、ファッションショーを東京・代々木第二体育館で開催しました。
ショーでは、12月から全国販売するスエット素材のトレーナーやフーディー、パンツなどの新作を含む約50型、80体のルックを披露。
会場には、コンビニが設置され、コンビニから出ていく形でモデルが登場していきました。
モデルには、ファミリーマートの加盟店スタッフも含まれていたそうです。
コンビニのアパレルという新しさや面白さがファッションショーにも表れていますね。

アバター画像

デザイナー

y. kikuchi

22卒で入社しました。大学ではデザインではなく文学を学んでいました。ちなみに文学はあまり詳しくないです。デザイナーとして価値のあるデザインを届けるために、“伝わりやすいデザイン”にこだわりを持っています。趣味は、エレキギターとツイッターです。