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2023.09.05

インフラ

AL2023にzabbix6.0+RDSでHA構成に挑戦してみた

今回LA2023を使ってzabbixのHA構成に挑戦しました。
その際の手順をご紹介させていただきます。

 概要

– EC2インスタンスを立てる
– RDSを立てる
– ZABBIXをインストールする
– RDSへ初期スキーマとデータをインポートする
– zabbix_server.confを修正する

作業手順

※EC2、RDSを立てる作業は省略します。

ZABBIXをインストールする

まずはrootへsudoします。

zabbix リポジトリのインストール

実施時に公式で確認してください。
https://www.zabbix.com/download

次にZabbixサーバー、フロントエンド、エージェントをインストールします。

ここで依存関係のエラーが表示されました。

依存関係のエラー解消のため下記をインストールしました。
rockyから取得しているのは
Rocky Linuxは、Red Hat Enterprise Linux(RHEL)互換のLinuxディストリビューションでありダウンストリームビルドのためcentos streamから取ってくるよりバグが無さそうだったからです。

インストールできているかの確認

インストールできていたので再度Zabbixサーバー、フロントエンド、エージェントをインストールします。

RDSに接続するためにmariadbをインストールします。
参考

RDSへ接続します

RDSへ初期スキーマとデータをインポートする

RDSを使用する際はデフォルトのパラメータグループではエラーが起きます。

RDSのパラメータグループでlog_bin_trust_function_creatorsを1に設定しましょう
参考

設定の変更が完了したのでZabbix サーバー ホスト上で、初期スキーマとデータをインポートします。

zabbix_server.confを修正します

/etc/zabbix/zabbix_server.conf を編集

以下の項目を変更してください

Zabbix サーバーとエージェントのプロセスを開始

画面で初期設定
http://ipアドレス/zabbix

初期ユーザ:Admin
パスワード:zabbix

今回作成したサーバをAMIから複製し以下を変更してrestartすればHA構成でのzabbix6.0の構築は完了です。

これでzabbix6.0をHA構成で起動することができました。

HA構成になっていることの確認

http://ipアドレス/zabbix でzabbixを開き[レポート]-[システム情報]を開きます。
[HAクラスター]の欄が有効になっていることを確認します。

画像のように[アクティブ]になってる方のサーバを停止します。
zbx02としたサーバにsshし

でzabbixサーバを停止しました。
zbx02は停止中になりzbx01がアクティブになっています。

最後にzbx02のサーバでzabbixサーバを再起動します。

zbx02がスタンバイへ変化しています。


この間流入するデータは途切れていません。

※データを取得するサーバのzabbix_agentd.confには

を記載してください。

これでHA構成の確認ができました。

まとめ

今回はAL2023を使用してZABBIX6.0でH/A構成にする方法をご紹介させていただきました。

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