背景

貝印株式会社様

「「KAIストア」の開発についてお話を伺いました。

本文と写真のキャプションは敬称略

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生活に密着した刃物を中心とするカミソリ、メンズグルーミング、ツメキリなどの身だしなみやビューティーケア、包丁をはじめとする調理・製菓、医療用など1万アイテムにもおよぶ商品を展開。創業は明治41年、日本一の刃物のまち、岐阜県関市で小さなポケットナイフ製造からスタートし、2018年で110周年を迎えた歴史のある企業です。今回は2021年2月にリニューアルされたECサイト「KAIストア」の開発について、ビジネス開発本部 EC営業部 マネージャー 竹内さんにお話を伺いました。

今回リニューアルされたECサイトの概要を教えてください

竹内

もともと貝印の直販ECの取り組みは2002年頃、楽天市場からスタートしました。卸売がメイン販路の弊社としては、広報活動にかなり力を入れ始めた頃で、ユーザーから直接寄せられた問い合わせに対し適切な売り場をご案内できないという課題のもと立ち上がりました。その後、時代の流れでネット通販が広がり、弊社もブランディングやCRMの観点から優良顧客を獲得するためのプラットフォーム構築に着手すべく、2013年に前身の自社ECサイトを設立しました。

販売商品は、 貝印の一般ナショナルブランドを一通り取り揃えているのはもちろん、 ハイクラスのブランドと、体験消費への需要をとらえたオリジナル商品やサービスに注力しています。なかでも高級食材の「カニ」とカニ専用ハサミのセットはかなりのヒット商品となりました。

EC市場及びチャネル攻略は全社的に注力しており、 自社ECも同様に社内での期待を寄せられています。また、長期的にはブランドファンのデータ蓄積、テストマーケティング及びビジネス創造のためのプラットフォームとしてKAIグループの様々な事業で活用することが出来る資産へ発展させていけたらと考えています。

リニューアルを行うことになった経緯を教えてください

竹内

本案件は、コーポレートサイト及びECサイトのフロントエンド、バックエンドシステムのフルリニューアルでした。当社は、直営EC事業拡大と、 ブランドファンの創造・拡大の同時実現を目的に、ECサイトをメインコンテンツに置いたコーポレートサイトを2013年に開設しました。以降、さまざまな改修、機能追加を重ねてきましたが、世間的に主流になってきたサービス提供することにシステム面での限界を迎えていました。また、コーポレートサイトのシステムについては、フロントエンド、バックエンド共に老朽化し、システム構成は煩雑化していたことで運用効率と精度が上がらないことも課題であったため、大規模なサイトリニューアルを決めたのです。

特にECサイトについては、デザインやUXについても全面的な見直しも行いました。前身のECサイトは新規の立ち上げだったため、当時のファン・コミニュティの会員属性をもとにしたサイト設計を行いましたが、数年に渡る運営と分析により、当初のペルソナと実際のコアユーザーに違いがあることが分かってきました。今回のリニューアルの要件定義では、実際コアユーザーをペルソナとしたUXの設計には力を入れました。

機能面では、キャッシュレス決済時代へ対応した幅広いオンライン決済手段への対応、検索サジェスト機能やレコメンドの強化、複数配送への対応、入荷情報の通知や予約機能などに加え、バックエンドのリニューアルも含めたサイト自体の速度改善・アクセス集中対応というところもかなり重要視しました。また、ECの運営面でも日々の業務の効率化や負荷軽減に繋がるシステムの提案も行っていただきました。

テクノデジタルのどのような点を評価されていますか

竹内

テクノデジタルさんは2019年に運用保守ベンダーを切り替える際にコンペで選出させていただきました。特に評価させていただいた点は、 Webシステム・スマホアプリ開発、インフラ構築、デザイン制作を全て自社内のリソースで賄われており、ワンストップでサービスを完結できることです。

ECサイトの運営については弊社内で行っていますが、 テクノデジタルさんへ運用保守を委託しているコーポレートコンテンツや各種ブランドサイトは弊社内の運営主体部門が分散しており、各担当者も頻繁に変更になるため、運用保守を一社で完結できる体制が弊社としては理想的でした。

また、運用保守の切り替え当時から将来のスマホアプリ開発やECサイトリニューアルも見据えていたため、企業規模の点からもそれらを含めて一括でお請けいただける会社さんということで、すごく印象が良かったです。

ワンストップサービスによるメリットを感じた部分を教えてください

竹内

打ち合わせの現場にデザインと開発の担当者が同席いただいたことが大きかったです。特にカート内の動きで動的なコンテンツ、動的なパーツ部分に関しては、通常デザインを引いた後、開発が確認するという2段階の工程が発生するところを、常にデザインと開発担当者の方が一緒に動いていただいたことで、その場で回答や提案をいただけるなど、非常に短いリードタイムでスムーズに進行することができました。

その他、プロジェクト進行の随所において、システム、インフラ、デザインの各チームが非常にうまく連携を取っていただき、スケジュール遅延なくリニューアルを迎えることができました。

リニューアル後の効果について教えてください

竹内

ECサイトにおけるCVRは昨対同期比で約55%の向上、合わせて改修いただいたアプリ経由の売上が約100%増加、またコーポレートサイト全体のログではPVが約30%の増加、直帰率が20%の改善、離脱率が24%の改善と、非常にポジティブな数字が出ております。

今後のテクノデジタルに期待することを教えてください

竹内

弊社としてはD2C事業拡大と、 ブランドファンの創造・拡大の同時実現を目指し、 新規タッチポイントとなる独自サービスの展開や高付加価値商品の販売と、データ活用に注力することが今後の方針です。

テクノデジタルさんに期待していることは、このEC事業及びデジタルマーケティングの活性化実現のために更なるご支援をいただきたいと考えております。
また、5G時代、さらにその次世代通信時代に向けて、ともに成長していける、良きリレーションシップの継続を期待しています。

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