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2019.04.11

その他

Google Maps APIのジオコーダで気をつけてること

坂東です。

住所文字列を緯度経度に変換するプログラムをジオコーダといいます。
わたしは地図系案件をやっており、好きなジオコーダはGoogle Maps APIの「/maps/api/geocode/」です。
なんせ1件あたり0.7円と激安の上に、月額2万円までの無料枠もあるから。

住所も施設も「Googleっぽく」曖昧に大量にヒットするので超便利です。

 

ただ住所リストを一括変換するなど、データ作成的な用途に使うとき気をつけなくてはいけない点があります。

 

1. 住所に不備があることが判断できない
正しくは「彼岸島1−2−3」という住所なのに「彼岸島1−2」までしかデータに無い場合。
「彼岸島1−2」でヒットし緯度経度を返してくれます。
一括変換だと不正確な住所は弾きたいもので、ゼンリンなど他社APIだと「下位住所あり」というフラグがあり判定できます。

2.誤った住所に補完する
例えば「猿渡区1−2−3」というデータで、その住所は実在せず、実際は「猿渡区鬼龍1−2−3」か「猿渡区乱舞1−2−3」だったとします。
そうするとGoogleは「猿渡区鬼龍1−2−3」と抜けてる部分を決めつけ補完してヒットすることがあります。

3.データが古い
住所データがゼンリンからインクリメントPに変わったため劣化しています。
数年以内にできた住宅街の番地がなかったり、取り壊された建物の住所がでてきたりします。
Apple地図も住所データは劣化したまま治らないからGoogleもきっとそうでしょう。

 

いずれも住所検索UIとして使ったときは問題ないレベルです。
正確性を求めるときは他社のAPIを使ったほうがいいでしょう。

 

おわり。

 


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